月曜日の朝、真綾にLINEで頼んだ。
「服貸して欲しいの。なるべく派手なのがいい。私が別人に見えそうなやつ」
「真っ赤なドレスとか?」
「ううん。できればモノトーンでお願い!」
黒と白なら派手過ぎないでいいかと思った。
ところが後日、真綾が貸してくれたワンピースは……
「うわー、キラキラしてるー」
スーツカバーの中から取り出してビックリ。
ラメ入りのモノトーンワンピ。
ストレートなラインで胸の辺りが大きくV字に切り返されてる。
「これに合うメイクか……」
ゴールドたくさん使ってみようか。
それからルージュは赤にしてみよう。
(今回はツケマはナシにしよう)
瞼が重くて仕方なかった。
だから、アイラインとマスカラだけでにしておく。
(後は髪型)
ワンピを着たまま研究。
巻き髪を垂らしておくのもいいけど、アップの方が似合うかもしれない。
「捻って隠しピンで留めてキラキラのクリップをつけて……」
浴衣着る時に散々あれこれやった甲斐があった。
おかげでヘアスタイルにだけは自信がある。
「オフィスではいつもお団子だからね」
ストレートヘアを結んだだけじゃウザいから作業する時にはいつも上げておく。
「ビーサンは用意した。ヒールは低めにしておこう」
ビーサン手渡して逃げる為。
ヒールが高いと転んだらいけないから。
「よしっ、オッケー!」
鬼退治のような感覚。
たかが、ヤンキー男に会うだけなのに。
「服貸して欲しいの。なるべく派手なのがいい。私が別人に見えそうなやつ」
「真っ赤なドレスとか?」
「ううん。できればモノトーンでお願い!」
黒と白なら派手過ぎないでいいかと思った。
ところが後日、真綾が貸してくれたワンピースは……
「うわー、キラキラしてるー」
スーツカバーの中から取り出してビックリ。
ラメ入りのモノトーンワンピ。
ストレートなラインで胸の辺りが大きくV字に切り返されてる。
「これに合うメイクか……」
ゴールドたくさん使ってみようか。
それからルージュは赤にしてみよう。
(今回はツケマはナシにしよう)
瞼が重くて仕方なかった。
だから、アイラインとマスカラだけでにしておく。
(後は髪型)
ワンピを着たまま研究。
巻き髪を垂らしておくのもいいけど、アップの方が似合うかもしれない。
「捻って隠しピンで留めてキラキラのクリップをつけて……」
浴衣着る時に散々あれこれやった甲斐があった。
おかげでヘアスタイルにだけは自信がある。
「オフィスではいつもお団子だからね」
ストレートヘアを結んだだけじゃウザいから作業する時にはいつも上げておく。
「ビーサンは用意した。ヒールは低めにしておこう」
ビーサン手渡して逃げる為。
ヒールが高いと転んだらいけないから。
「よしっ、オッケー!」
鬼退治のような感覚。
たかが、ヤンキー男に会うだけなのに。

