ただあの子になりたくて



そして私は、どうにかもっと大きく笑う。

胸が痛い。

どう答えていいのかわからない。

この姿で気づいてもらえるわけがない。

もともとそんなこと、望んでもいない。

だから気づかなくていい。

私は私として、本当に死ぬ前に、気持ちを伝えたいだけなのだ。

「色々悩ませたり苦しめたりしてたらごめんね。迷惑かけてほんとごめんね」

瞼のふちに涙がなみなみと溢れていく。

「でも私馬鹿だから、やっと今更、決心がついたの」