自分のお母さんの叫びを聞いて、ただただ胸が痛くなったまま。
椿を死に追いやりそうで、自分のことはますます嫌いになっていく。
あの悪魔の言うように、自分を受け入れるなんてできそうにない。
私は沈み切って、もう一度、写真の中の笑う椿を見る。
ふと思う。
こんなに綺麗な椿ならやはり、自分のことはもちろん全部認めていたのだろうか。
アップルパイを食べた日、椿のお母さんは、椿の様子ですぐに落ち込んでいるか、わかると言っていた。
私は仮にも友達だったのに、何も知らない。
天真爛漫で、率先してみんなへ声をかけて、先生から時折頼まれる仕事もそつなくこなして、蒼介とはとびきりお似合いで、私から見たら、椿は幸せの住人だった。


