ただあの子になりたくて



もう、言い逃れなどできない。

私はとぎれとぎれに声を紡ぐ。

「私の……体……?」

「ピンポーン。100点満点。そう、君に追い出された椿の魂は、君の瀕死の肉体で生きている」

どれだけ目を大きく見開いても足りない。

心が激しく打ち震える。

「君の弱い肉体が今日も生きているのは、椿の生きたいという強い気持ち、ただそのひとつのおかげだ」

言葉になんてなるわけがなかった。

信じられない。

「でもそれにも限界が来た。君の体は明日にも死ぬよ。そうなれば、君はそのままで、椿の魂は消滅する」