ただあの子になりたくて



とても惨めだ。

ただ、自分を終わりにしたいだけなのに、それすらも頼まなくてはできない。

わらにもすがる思いで、自分の姿をしたそいつを見る。

その時、甲高い笑い声が聞こえて、はっとした。

目の間の自分が、首だけそろりと私を振り返る。

そして目を細め、爽やかに微笑んだ。

「じゃあ君は、人殺しでもできるのかい?」

鼻にかかったあどけない声。

短い髪の毛先をくるくる回して遊ぶ私でない私が、こちらをじっと見ている。

私の思考は停止する。