2ヶ月後。

あれから2人は毎日一緒に下校し、最寄りの駅周辺で放課後デートをしたり、休日に遠出をして買い物などを楽しんだ。

瑠偉は本当に優しくて、愛蘭のわがままをなんでも聞いてくれた。

欲しいと言えばなんでも買ってくれたし、そのためにバイトまで始めてくれた。

愛蘭はとても幸せだった。

恋人に物を買ってもらうなんて彼女にとっては当たり前だったから、罪悪感はなかった。

そんなある日、

「次の日曜、親が出かけるから家に来ない?」

と瑠偉がさそってきた。

愛蘭は喜んで行く約束をし、すごく楽しみにしていた。

瑠偉の家かぁ… どんな感じだろう?