君の中から僕が消えても僕は君を覚えている。【完結】


「瑠美子さ、昨日言ってたじゃん?意識しちゃうって」

「うん、言ったけど」

「それって好きだからじゃん?」

「でも、私彼の事何も知らないよ」

「それで良くない?」

「え?」


鏡の中の里緒と目が合う。
里緒の言っている事がよくわかんない。



「本当に、瑠美子は真面目。だって好きになるのに、期間とかないでしょ。
別に一日だろうと、一年だろうと、好きは一緒じゃない?
槙野のどこがいいのよ?考えてみなって」

「……いっぱいある」

「ね?ならそれでよくね?
私思うけど、槙野って嘘とか苦手そうだし。
好意持たれてるなら相思相愛でいいじゃん」

「好意持たれてるっていうか、告白された」

「え!?」


そう言うと、ぐるっと振り返る里緒。