「そうか、公園だったのか、無事でよかった」

「……ごめんなさい」

「いや、無事ならいい。もう早く寝なさい」

「……うん、おやすみなさい」

「ああ、おやすみ」



私はお父さんの横をすり抜けて、自分の部屋へと入った。



お父さん。
私の事、心配して探してくれたんだ。
いつ私がいない事に気付いたかはわからないけど。


……私、邪魔じゃないって思ってもいいんだよね。


今日は何度泣くんだろう。
槙野くん、私お父さんに必要とされているって思ってもいいのかな。