君の中から僕が消えても僕は君を覚えている。【完結】



私は今回まあまあだと思う。
槙野くんの教え方がうまいからか、解けなかった問題もするすると解けたし。


槙野くん、絶対にもっと上位に行ってもおかしくないぐらい頭がいいのになあ。
そう言ってもやっぱり謙遜するんだろうな。


テストの呪縛から解放された私は、大きく伸びをした。
やっと部活が始まる。

軽いストレッチぐらいは毎日しているけど、それでも走らないと物足りない。



「瑠美子、次は頑張るよ」


なんてまだ結果が出ていないのにもう既に諦め気味の里緒に、私は吹き出した。


「赤点いってなきゃいいんでしょ?大丈夫じゃない?」

「絶対ヤバイ。初日ヤバイ」

「ああ~それは」


何も言えない。

放課後になって、槙野くんにテストがどうだったか聞いてみたら

「それなりに埋められたよ」

という回答だった。


やっぱりな。