箱入り娘と黒猫王子

「どういうとこだよふら!!」

「そうだよ!!何処の馬の骨かもわからない男と簡単に手を繋ぐなんて!!お兄ちゃんとも繋いで!?」



ヒステリックないっちゃんいっくんは完全に私と紫ノ宮先輩が仲良しって思って突っ走ってる!!

あの、えっとっ!!!



「だから違うの!!私、紫ノ宮先輩に頼まれて生徒会に入ることになったの!!!」



誤解をとこうとするあまり、ついつい大きな声で叫んでいて……

みんなが一斉にこっちに向いて視線が刺さる。
一瞬の静寂も束の間、すぐみんなコソコソ話し出す。



「おまっ…生徒会って、マジか?」

「まさかふらが選ばれるなんて…」



2人とも眉間のシワは消えたけど大きな目を余計に見開いて私を見つめた。