箱入り娘と黒猫王子

ほーんとうちの副委員長様は要領いいし、コミュ力は高いしなんだって俺と違って性格いい(嫌味)んだから。

ちょっとした冗談じゃんね?



「紫ノ宮君」

「あ、教頭先生。おはようございます。」

「うむ。今日も宜しく頼むよ。」



嫌味な教頭も手懐ければこっちのもんで、この人からの全幅の信頼のお陰で割と好きにやれてる。

でっぷりとした大きいお腹を突き出して得意げに俺の肩を叩く教頭。
…無駄に力強ぇんだよハゲが。



「会長〜、そろそろです。」

「あ、うん。」



気付けば体育館にはぎっしりと人が入っていて、茉夏の声に深呼吸して、作り笑い。



「では、生徒会長からのお話しです!」



茉夏の言葉に合わせて階段を上がる。
もう登りなれた階段、使い慣れたマイクスタンドと向き合い、パイプ椅子に座る奴らを見下ろす。

まぁやっぱ気分は結構いい。