呼吸をとめたピエロ



「……1年2組、鶴長、です」

「鶴長くんね、よろしい」

横たわる俺を見下ろし、ベッドの縁に腰掛ける。

「具合悪いの?」

「いや、そうじゃないけど……」

「ふうん?」

少しチャコールがかった瞳が俺をまっすぐと見据える。何だか全てお見通しにされそうで、なんとなく目を反らす。


「ぼく、さみしいにゃん。かまって欲しいにゃん」

「……は?」

「当たりでしょ?」

何がだよ。

「君の顔にそう書いてる」

「……意味がわからない」

「先生が慰めてあげようか?」


『先生』とそう名乗ったそいつは、およそ先生とは思えない挑発的な目つきで俺の顎をすくいあげた。