心の中ではブツブツ文句を言いつつも
口から出たセリフ。
「あー。別に気にしてないから大丈夫だよー。」
…どこが気にしてないんだあたしは…!!!!
ほんと今思ったけど人と話すの嫌いだ。
本当のこと言えないし。
「ねーねー?良かったら友達になろうよ!」
……は?何ぬかしてんのこいつ。
って思っててもあたしはそれを言えない。
「あー。いいよ。」
「ありがとー!うち優希って言うの!
よろしくね(*^^*)」
人の名前覚えんの嫌いなんだよな…
「あー。優希ね。あたし美優って言うんだ。
こちらこそよろしく。」
こいつが今になってもあたしの事を
理解してくれる友達になるなんて
この時は思ってもみなかったんだ。
これから何年も先に本当に離れたくない。
ずっと忘れられない存在に会えるなんてことも
思ってもいなかったんだ………
