起きた時あたしは泣いていた。
枕が濡れるくらい…
でも龍くんに言われた一言が
ずっと頭から離れなかった…
「お前は先に進め…か。」
その瞬間なにを思い立ったのか
墨と針を持ち出した。
急に入れたくなった文字があった。
《一者信愛》と《信者愛者》
入れ終わったあと叶恋が部屋に入ってきた。
「お姉ちゃんなにしてんの?」
「墨入れたんだよ。」
「ふーん。なんて入れたの?
ん?一者信愛と信者愛者?
どーゆー意味それ。」
「一人の人を信じ愛するってのと
人を信じ愛するって意味よ。」
ふーーーーん、
なんて言いながら叶恋は
後悔しなきゃいーんじゃない?
ってゆってくれた。
自分なりの前の進み方だけれど。
龍くんは怒りはしないと思う。
怒ってたら龍くんは言いに来るでしょ?
あたしはあたしなりに頑張ってみるから。
だから見ててよ。
絶対生きてりゃ良かったって
後悔させてやるから。
