恋の悪循環~ありがとう。大好きだった人~






メッセージの中身は


龍くんの親からだった。


『今お仕事かしら。
急にごめんなさいね…
龍の容態が急変しました。
今夜が山だとお医者様にも
告げられました。
来れたらで構いません。
そばにいてやってくれませんか?』


読んだ瞬間何を思ったのか


あたしは仕事を早退していた。


返事をする間もなく体が勝手に動いていた。


ダッシュで駅まで行って電車に乗り


龍くんがいる病院に向かった。


お願い。まだ行かないで。


ずっとそれだけ祈っていた。


病院について病室に入った。


でも遅かったみたい…


みんな龍くんの周りに集まって泣いていた。


その時状況が理解出来なくて…


龍くんのお母さんの所に寄っていった。


「みゆうちゃん…」


「すいません。仕事早退して
来ちゃったんですけど…
遅かったですかね…」


そう言うとお母さんがあたしの方に来た。


「ううん…来てくれてありがとう。
多分龍は来させるなって思ったかも
知れないけれど…」


と言い抱きしめてくれた。


その瞬間あたしもボロボロ泣いてしまった。


最後に龍くんの手を握って


「楽しかったよ。
ありがとう……。」


とだけ告げた。