恋の悪循環~ありがとう。大好きだった人~






でもこの会話が龍くんとの


最後になった。


しばらく龍くんが慰安旅行に行くと。


京都に行ってくると。


今まで貯めた金全部使って行ってくると。


あたしはその意味が分からず


『楽しんでおいで』


とだけ返事をした。


これが龍くんからの最後のメッセージに


なるなんて思ってもいなかった。


しばらく連絡が途絶えた時。


あたしは楽しんでるんだろうな。


なんて甘い考えを持っていた。


1ヶ月後。


龍くんからメッセージが入った。


久しぶりだなー


なんて思っていた。


でも内容は違った。


龍くんの親からだった。


嫌な予感がした。


そーゆー変な勘だけは当たってしまう。


震えながらもメッセージを見た。


あたしは息を飲み込むことしか出来なかった。


『こんにちは。龍の母親です。
今、龍は病院で寝ています。
睡眠薬を大量に摂取したのが原因だと
お医者様に言われました。
今は、胃を洗浄してもらい寝ていますが
龍が声を出せなかったのを知っていますか?
喉にガンがあるらしいのです。
半年持つかどうかだと言われました。
1度この病院に来ていただけないですか?』


メッセージの最後の文には


病院の住所と部屋番号が記載されていた。


その日はちょうど仕事が休みだったから


すぐに向かっていた。