コンビニで働くようになってから
あたしはバイクを乗りに山に行く。
って言う一輝に置いていかれるのが
嫌になり始めていた。
多分一輝があたしが初めて
愛した男だからだろう。
同じ趣味を持ちたかった。
そこからあたしもバイクに乗るようになった。
コースに行く時は一輝とあたしのバイク
2台積んで行くようになった。
あたしの後ろを一輝がゆっくり走る形。
ひとつひとつ教えてくれながら
あたしも少しずつ上達していった。
でも幸せが続いたのはここまでだった。
2年も経ったある日
あたしが浮気をしたのだ。
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