一輝の家に泊まった次の日


休みだって事もあり一輝の家で


ぐだっとしていた。


お互いに何もすることなく


寝たりじゃれたり重ねたり


久々のぐーたら生活をしたと思う。


その日の夜


「みゆ。お前帰んなくていーの?」


あたしはこの時家が本当に嫌いだった。


「うん。」


「親心配しね?」


「連絡してるし大丈夫」


「ふーん。分かったよ。
じゃあ今日も泊まるか?」


「いーよ。」





今思えば多分ここからあたしは


狂い出したのかもしれない。


目の前の幸せに目がくらんで


周りを見れなかったんだ…