泊まりに行く日。
一輝が家の近くのコンビニまで
迎えに来てくれていた。
親には友達と遊ぶと嘘をついて。
しばらくタバコを吸いながら待っていると
爆音が聞こえてきた。
あ…来た。
本当にわかりやすい。
爆音のトラックなんかなかなかいないでしょ。
いるのはほんとにこいつだけ。
この日は泊まるって言うのと
バイクの練習でコースに行くって
聞いてたから何気にワクワクしていた。
運転席は一輝、ふと助手席に目をやると
ん?だれだ?
見知らぬ顔がそこには座っていて…
「おー!みゆー!おはよー!」
いや。おはよーじゃねーよ。
