ラン君も前よりおとなしくなっている。

3日後、その噂も消え、ロザンナも学校にやってきた。

昼休みに、暴れて先生に怒られるところも、授業中に手をあげるところとかも全部好きみたい。

時々、ラン君の事が気になって、授業中振り向いて怒られちゃう。

私からも話しかけてみよう。

「あのさ、走ったり、暴れたりしないでくれる?

って、言ってみた。

「うん。じゃあ、約束ね、」
って守ってくれた。

私は、とても嬉しかった。

でも、次の日は守ってなかった。

私は、怒りを抑えきれずに爆発した。

「誰だよ。廊下を走ったり、暴れたりしているのは~。」

「は~い。」

「ねぇ、ダメって言われてるんじゃないの?」

「ダメって。」

「ダメでしょ。だったら廊下を走ったり暴れたりしたらダメ。」

「はいっ。」

「もういいよ。」

「親友のロランにまで本音を見せちゃった…」

「はぁ~」

ため息をついた。

キーンコーンカーンコーン

その時、チャイムが鳴った。