転校生は男だった。
朝の時間。ガヤガヤとした教室の中で友達の絢(あや)とお話をしていた。自分で言うのもなんだけれど、私はクラスのムードメーカー的存在でそこそこモテる。だからなのか男友達も少なくはない。もちろん女友達も沢山いて絢いわく私を嫌いな人はそういないようだ。