待ち合わせ場所には、久須本さんと浅井が先に着いていた。

僕は10分ほど遅れて着いたみたいだった。

『おっ、浅井、藤崎がきたぞ。』

『おいーすっ響!お疲れ!』

僕は浅井の隣に車を止めた。

『お疲れ様です。
やっぱ検問、してましたね!!』

『おおよ!
俺も久須本さんも引っ掛かっちまってよ。
反則金が痛いぜ…』

『藤崎、お前は大丈夫だったみたいだな?』

『もちろん、抜かり無く対策だけはしてるからさ!』

『さっすが優等生だな。』

『無駄な支払いをしたくないからね。それはそうと姉貴、まだですね?』

『ああ…、俺達が先に着いたみたいだな?』

しばらく僕達が話していると、一台車が近づく音が聞こえた。