それでもボクはキミを想う


何だかスッキリした気分になり、私は仲間の所に戻れば、

『何処にいってたの、莉乃!』

『あんた勝手に消えるんじゃないよ、莉乃!
さぁ、呑みなおすよ!!』

とまた、出来上がった二人、蘭先輩や遥香先輩に捕まり、私がバンドメンバーとして最後の打ち上げという事で、その日は朝まで皆で呑み明かした。

そして別の意味で影のメンバーである響が、迎えに来て、潰れた私達を、一人づつ介抱したこと云うまでもない事実であった。


こうして私の恋もバンドもきれいに終幕を迎えれたのだった。