「ねぇ、ヒコってお弁当あるんだから、わざわざ朝食食べに行かなくてもいいんだよね?」
メイクを終えた彩華は、シャワー室から出て声を掛ける。
「あれ、いつもエイジにやることになってんの。
美味しいって気に入ってるし」
「……へぇー」
ファンの子、それでいいわけ?
と、思ったが、彩華は何も言わなかった。
そういえば、もう、あの紙袋はない。
彩華の視線を見た伸彦が言う。
「さっきエイジに届けといた」
……ああ、エイジってここの1階に住んでるんだっけ。
「そっかぁ。
じゃあ、海まで付き合ってもらっても良い?」
「彩にあわせる。
ここで昼まで寝ててもいいし」
本当はどうしたいんだろう、と、彩華は伸彦の様子をうかがった。
でも、その表情からは何かを読み取ることなんて出来ない。
いつもと変わらないし。
フツーだし。
そんなにカッコイイ?
そんなに特別?
わかんない。
また、頭がぐしゃぐしゃしてきそうになったので、彩華は慌てて口を開いた。
「じゃあ海。
レッツゴー!」
メイクを終えた彩華は、シャワー室から出て声を掛ける。
「あれ、いつもエイジにやることになってんの。
美味しいって気に入ってるし」
「……へぇー」
ファンの子、それでいいわけ?
と、思ったが、彩華は何も言わなかった。
そういえば、もう、あの紙袋はない。
彩華の視線を見た伸彦が言う。
「さっきエイジに届けといた」
……ああ、エイジってここの1階に住んでるんだっけ。
「そっかぁ。
じゃあ、海まで付き合ってもらっても良い?」
「彩にあわせる。
ここで昼まで寝ててもいいし」
本当はどうしたいんだろう、と、彩華は伸彦の様子をうかがった。
でも、その表情からは何かを読み取ることなんて出来ない。
いつもと変わらないし。
フツーだし。
そんなにカッコイイ?
そんなに特別?
わかんない。
また、頭がぐしゃぐしゃしてきそうになったので、彩華は慌てて口を開いた。
「じゃあ海。
レッツゴー!」