初めて会った女子にこんなに質問攻めされたら、嫌かな…とか思いつつも



口がその気持ちとは裏腹に動いてしまう、


「お名前はなんですか?」


「二宮和也(にのみやかずや)」



和也って言うんだ。



「バスケ部なんですか?」



「そうだよ。」




体育館からさしこむ、太陽の光が先輩の髪を照らし、透き通って見える。



ありがとうございますっと言ったら、それはどうもと、返してくれた。



なんだかすごい不思議な空気感、安心するけどドキドキもする。




きっとモテるんだろうなぁって思った。



ドキドキしながら、そんな放課を終えた。