甘い恋




先輩の手が胸の膨らみに触れる。




「んっ……」




小さな声を漏らした。




だ、だって私初めてだし……





最初は手だったのが舌に変わっていってそれは、激しさを増す。




「ああっ……せんぱいまって……っ」



「目、閉じんな。」




目を開けたらさらに舌の動きを速くするから、また目を閉じちゃう。




「目、うるうるしすぎ。可愛い。」




先輩の『可愛い』の一言でもっと素直になって、身体とろとろにとけていく。




「せんぱい、心臓が破裂しそうです…」



息が苦しいと訴えると、私の手をとり先輩の胸に当てられる。



「俺も結構ドキドキしてるんだよ。好きな女の子を抱けるのはドキドキするもんだよ。」





『抱く』と言う直球すぎる言葉に思わず顔を赤らめる。





でも、先輩も緊張してるんだと思うと少しホッとした。