やっぱり、私、先輩のこと好きだよね。 やっぱりというか。絶対に。 きっと私のきもちは先輩に気づかれてる。 だからもう言っちゃっても同じことなんじゃないかなと思った。 不思議な空気感、なぜがすごくドキドキして、先輩のバスケも、身にまとっている香りも、声も。 全部にドキドキしちゃって。 ニコッとはにかむ先輩に、何度胸を踊らされたか…。 「ボーッとしすぎじゃない??」 「あっ、桃花ちゃん。そんなことないよ!」 周りの人からも気づかれるくらい、影響されちゃってる。