「…ら…來!!……朔來ッッ!!!」
「…ん…ぇっ…私???」
「…ん…ぇっ…じゃなくて!!!もう先生の話しおわったょ~、しかも次ご飯だし…何考えてんの!?」
その瞬間…
バシッといい音を出しながら、誰かが私の肩を叩いた。
声のした方に顔をあげると、そこには高校に入って初めてできた友達の柚李がいた。
柚李とは中学で入っていた部活が同じで、性格もサバサバしている気の合う子だった。
「…柚李ッ!!!ごめんね...次ご飯かぁ~、一緒に食べよぉ」
「…当たり前じゃん!!それ誘いにきたんだから」
「あはっ!ありがとッッ」
「あ!!でもさうちの同中のやつもおるけどいい??」
「当たり前ッ」
そういうと私もさっきのお返しのように柚李の肩をバシッと叩いた。
そして私と柚李で中庭に向かった。

