力強い杏衣の言葉...
でも確かに杏衣の言う通りだ…
誰かに甘える事なんかできないんだ。
杏衣の言葉に押されながらも私は高校の門をくぐったのだ。
私のクラスは1年2組...
入学式で渡された紙に書かれていた文字だった。
入口のドアに張られた紙で席を確認し、席につく。
私は窓側から3列目の後ろから2番目席。
席は最高なのになぁ...
後は私の周りがどんな人なのかって事かなぁ…
周りのメンバーに不安を募らせながら私は席に座っていたんだ。
ガラガラガラ……
次々と生徒が1-2の教室に入って来る。
私は友達になれそうな人を必死に捜しては声をかけて行ったんだ。
キーンコンカーンコン...
『席つけぇ~!!!』
一際からだの、特にお腹周りの太った(まぁ通称メタボと言うのだろうが)先生らしき人物が叫ぶ事によりクラスの全員が席についた。

