気付けば時間はもう次の日になっていた…
眠さからか私の気持ちもおかしくなっちゃったのかなぁ...
私の中には一つの考えが浮かんでいたんだ。
私がもし啓太に気持ち伝えたらどうなるのかなぁ...
啓太が好きなのに言えないのだったら、私が気持ちを伝えたら......
《…私…好きなのは、啓太なんやて...》
“送信完了”
ハッと気付くと目に映ったのはこの4文字だった。
うわぁあ!!!
やっちゃった...
ってかなんて送ったっけ…
頭の中は言うまでもなくごちゃごちゃでメールの送信ボックスをずっと眺めていた。
…♪~♪♪♪
どれだけその画面を眺めていたかわからない…
けど私の大好きな『桜日和』のイントロが聞こえて、私は携帯電話を開いたんだ。

