イジワル先輩さま、ご注文は甘い恋で



「祥子ちゃーん!ひさしぶりぃ!」


「ひさしぶり環奈。…すっかり芸能人さんね」


「ふふふ。でしょ?ありがとう!
でもね、本音を言うとちょっと疲れてきちゃって…。息抜きにまた昔の頃みたいにみんなと一緒に働きたいなぁって思ったの。ねーだめ?」


「あなたの息抜きになるほど、わたしの店はいい加減な経営をしてないのよ、環奈」




祥子さんの口調は厳しかった。

その雰囲気に反抗するように、カンナさんは声を尖らせた。




「ちょっとくらいいいじゃない、ケチ」


「ケチとかの問題じゃないの。あなたはもう立派な芸能人、社会人なのよ?
たくさんの人と関わって、いろんな人に支えてもらっているの。わがまま言って迷惑かけてはダメよ」


「迷惑なんてかけないって言ってるでしょ!?」


「だめ」




祥子さんの口調は厳しかった。
有無を言わせないその雰囲気に、カンナさんはむっとなった。




「姉貴の言うこと、大人しくきいたほうがいいぞ」




そんなカンナさんに、晴友くんもさらりと言った。