イジワル先輩さま、ご注文は甘い恋で



「…で、では、注文が決まりましたお呼びくださ」


「え、ちょっと待って待って!
おすすめ何だっけ?もっかい紹介してよ!」


「俺たちテレビ見てたまにーってケーキ食いに来たんだよね。
君のおすすめ、紹介してもらいたいなー」


「え、えっと…でしたらホワイトチョコレートのケーキが本日のおすすめですが…」


「ホワイトチョコ?甘いんでしょ?俺苦手」


「でしたらスフレチーズケーキは…。あっさりしていて甘さ控えめですよ」


「あ、これ?小さくね?腹うまんないし」


「えっと…」


「はは!おいケータ!美少女ちゃんが困ってるだろー!」




ぎゃははは!と大きな笑い声が耳に痛い。
どうしてこんなに下品に笑うんだろう…。

ほんのり、お酒の嫌なにおいもする…。酔ってるんだな、この人たち…。




「とりあえずーコーヒーちょうだい?君が持って来てくれるんだよね?」


「あ、はい…」


「じゃ、待ってるねー!てか、キミが持って来てくれなきゃ飲まないからー」


「あははは!おま、ストレート過ぎ」


「だってそのために来たんだろー。じゃなきゃケーキなんてわざわざ食いに来ねって!
じゃ、よろしくね。名前はえーっと…」


「……立花…です」


「ちがうちがう下の!」


「……ひ…日菜です」


『日菜ちゃん!』


「やっべーちょーまんまじゃん!めっちゃかわいいんだけど!」


「じゃ、待ってるね、日菜ちゃん!!」