そして放課後・・・

「葵帰ろ!」

「美里ごめん 今日居残りなんだよ 先帰ってて」

「あ、そうなの」

「うん ごめんね」

仕方ない一人で帰るか・・・

私はトボトボと廊下を歩いた

ダメだ やっぱりショックでかすぎる

寝たら忘れるかな?

「相沢?」

顔をあげると北條先生だった

うわ、一番会いたくなかったのに

「な、なんですか?」

「まあ、あの・・・ なんかあんだったら言えよ 今日のこと誰にも言わないから」

「なにもないです」

「じゃあ何で泣いてた?」

ストレートすぎる質問に私は動揺してしまった

「なんかあったから泣いてたんだろ?」

「あの、いい加減にしてください いつも生徒に無関心なくせに!」

私は先生を睨みつけた

なんなのいきなり だから嫌いなんだよ

「もう大丈夫なんで じゃあさよなら!」

私はスタスタと下駄箱に向かった