私はそのあと大人しく教室に戻った

保健室に行っていたと嘘をつき席に戻った

「ねえ、大丈夫なの?」

葵が声をかけてくれた

葵は中学からの幼馴染

私の大親友

「まあ、なんとか・・・ 聞いてよ あの北條先生が声かけてきたんだよ」

「え、そうなの? まあ普通廊下で泣いてたらスルーできないでしょ しかも授業中に」

「そうだけどさ・・・」

私の中の北條先生は生徒に無関心だからな・・・

あんな心配そうな顔初めて見た

北條先生って本当は・・・

ってそんなわけなよね