主人公の吉崎里桜奈は、幼い頃から虐められ続けてきた女の子。
虐められて心が頑なに凍り付いて、どうにもならなくなった時、中学三年の冬、自らの命を断つ選択を行う。

その行動も未遂に終わり、入院中の病院で大学生の奥村楓我との出逢いによりゆっくりと狭すぎる世界に灯りがともる。

里桜奈の主治医の裕。
里桜奈を支える年上の楓我。
楓我が教えたAnsyalと言うバンドの存在。
Ansyalを通して出逢った仲間・友達との出逢い。

大好きなアーティストAnsyalのTakaの死、学校の友達、Ansyal仲間の死……。

出逢いと別れを経験しながら、里桜奈は一歩ずつかけがえのない宝物を見つけて行く。