それから十分後。

「アー!思イダシマシタ!」

「やっとですか。で、なんですか?」

「ソノカバン、大好キナノートガ入ッテマスネ?」

妄想ノートのことかな?

「これ……のこと?」

「イエース!ソノノートカラ、強イ殺気ヲ感ジマス」

「……で?」

「反応ガ小サイ気ガ……。マァ、ヤッタ方ガハヤイデス。アナタハ殺シタイ程、嫌イナ人ガイマスカ?」

私は、何回も頷いた。