「じゃあこのキーケースを君に預けるよ。
もし君が危険だと思えばその鍵を持って逃げればいい」


黙ってうなずくと、中に入る


廊下を抜けると、視界が一気に開けた


都内の夜景が一望できる


東京タワーだって


ボロアパートに住む私には縁のない世界が
広がっていた