「へー、そうだったの。ホテルの前にいたから僕はてっきり」


ククッと笑う板野


「まさか、こんな奴と・・・・」


「こんな奴って、それなくね」


純也が会話に割って入る


「だってそうでしょうがっ!」


私なんでこんなにムキになってんだろ

自分でも不思議だ


「そうかよ!」


怒って純也は行ってしまった


なに?あいつ


「じゃあこれから、君の時間は僕に貰える?」


板野の言葉に

再び胸が鳴った


「えっ、あっ、えっと」