優美は一度だけ相談していた友人の鈴奈(れいな)に連絡を入れた。
鈴奈とは幼稚園からずっと仲が良い幼馴染。
鈴奈『優りん、どうしたの!?あれからずっと連絡返ってこないし心配してたんだよ!?』
優美『鈴奈ごめん‥友人から連絡がある度に彼から暴力振るわれて‥怖くて連絡できなかった。
もう‥彼と別れることにした。
ずっと監視されて脅されてきたから
ものすごく怖い‥気持ち悪い‥。』
鈴奈『‥‥優りん‥辛かったね‥もう我慢しなくていいよ‥。
前も言ったけど‥逃げてね‥‥‥
しばらくは大変だし凄く辛いと思う‥。』
鈴奈は東京の大学病院に勤務していた頃から元恋人からストーカー被害にあっていた。職場への待ち伏せと電話
自宅の待ち伏せ、不法侵入‥脅迫‥強姦‥監禁‥暴行。
鈴奈はそれを耐えていた。
結局は鈴奈の通報により
加害者は傷害罪、不法侵入罪で
警察に逮捕された。
鈴奈『彼には母親がいなかったの‥
でも私‥彼の気持ちを受け入れきれなかった‥。
彼は母親の愛情を求めていたみたい。
怖かった‥自宅や職場にまで待ち伏せされるのはショックだったし気持ち悪かった‥
DVもストーキングもあったし物凄い執着心だった‥怖かった‥。東京から‥実家にまで押しかけてくるし‥職場にまですごく迷惑をかけてしまって‥。
一人で抱え込んでたことも後あと‥職場や周りの人に迷惑かけて事が大きくなって後悔した‥。
ダメだよ‥後悔もだし、好きだったのも自分を責めてきた、言えなかったきもちも‥でも、勇気だして‥!』
鈴奈はどんな事もニコニコと対応し、柔軟に受け入れる雰囲気や慈悲深さをもっていて見ているだけで惹きつけられ吸い込まれそうになる。
柔らかく優しく包み込むような気品と妖艶で愛くるしい天真爛漫な性格は天性のもので
それが鈴奈 自身を苦しめた。
優美『‥鈴奈‥‥。』
