「それより今は、茉莉花のそばにいてやれ」
「俺が……か?」
急に表情を曇らせた晴紀に純正は畳みかけるように言う。
「他に誰がいる? お前は茉莉花の婚約者だろう?」
「そうだけど、俺のことも覚えていなかったらどうする? もしそうならどうしたらいいか分からないよ」
「分からない? 甘えたこと言わないでくれ。それくらいのことは自分で考えろ」
記憶が戻らなくても、茉莉花であることは変わりない。だったら彼女への愛も変わらないはずだろう。
もし記憶が戻ったら。その時はあの日のことをちゃんと謝って、許してもらえるまで謝って、それでも愛していると心の底から伝えたらいい。
そんなことも考えられないのなら、人を愛する資格はない。
「俺が……か?」
急に表情を曇らせた晴紀に純正は畳みかけるように言う。
「他に誰がいる? お前は茉莉花の婚約者だろう?」
「そうだけど、俺のことも覚えていなかったらどうする? もしそうならどうしたらいいか分からないよ」
「分からない? 甘えたこと言わないでくれ。それくらいのことは自分で考えろ」
記憶が戻らなくても、茉莉花であることは変わりない。だったら彼女への愛も変わらないはずだろう。
もし記憶が戻ったら。その時はあの日のことをちゃんと謝って、許してもらえるまで謝って、それでも愛していると心の底から伝えたらいい。
そんなことも考えられないのなら、人を愛する資格はない。


