君だけを







新入社員のころは、本当にあるんだと思った。





最初は抵抗して見せたが、相手はやめないため、もう諦めた。





「それでは、失礼します。」






さっさと会議室を出て、オフィスに戻る。






本当...






「気持ち悪い。」






まだ感覚がなくならない。





少しだけ身体が震える。





大丈夫。






こんなことも、もう慣れた。






慣れたんだから、大丈夫。






どうってことない。





ヒールの音を響かせながら、オフィスに戻った。