あったけぇ。






同じシャンプーの匂いがする。






細く、華奢な身体。






でも、出るところは出てる。





髪は艶があって綺麗な黒髪。






ずっと撫でていたくなるくらい、触り心地がいいし。






そっと、橘の首筋に唇を近づける。






「...甘い。」






味がついてるのかって思うくらい甘い。







少し、余韻に浸っていると...。






「ひとり...いや...。」






ズキン。






辛そうに顔を歪める。