こいつ、毎日飲んでるとかじゃないよな?





「ん...。

...めん...なさ、ごめ...なさ...い。」





起きたかと思ったが、寝言だったらしい。





ごめんなさい?





何に対して謝っているんだ?






すると、目元から涙が流れた。





指で優しく、涙を拭き取る。






そして、ゆっくりと橘の身体を持ち上げて寝室に向かう。





起きないように、優しくベッドに置き布団をかけてやる。






「大丈夫だ。 俺が一生、傍にいてやる。」






手を握りながら言って、俺も布団の中に潜った。







橘をそっと抱き寄せる。