「私に、触らないでくださいっ!」





...っ!






...私、今何て言った?





「悪かった。

そこにドライヤーがあるからきちんと乾かせよ。

寝る時は、ベッド使っていいから。」





それだけ言うと、部長はリビングから出ていった。





なんてことをしてしまったのだろう。





関係ないのに...。




それから、ドライヤーで髪を乾かした。





部長、戻ってくる気配ないなぁ。





寝てもいいって言ってたし...。





私はカバンから、ペットボトルに入った水と睡眠薬を取り出して飲んだ。





そのままソファーに寝転び、ゆっくりと瞼を閉じた。