「さて、試合の後はゴタゴタしてて、石板の内容は見れてなかったよな」



船に乗り込み、チェックイン(?)を済ませた私たちは、


荷物をそれぞれの部屋に置くと、ランチのためにカフェテリアにやってきた。


そして、端っこの席に陣取り、黒い石板をテーブルの上に置く。



「これも、始祖の時代の歴史の石板なのかな」


「どうだろうな。いずれにしても、読んでみるしか手はない」



そう言って、レンが視線を石板に落とす。


私もそれに倣い、石板を見下ろした。



瞬間、息を吞む。



「これって……どういうことなの……!?」



書かれていたのは、英語の文だった。


つまり、これは……悪魔文字の石板!