蓮side

ピッピッピッピ
規則正しい機会音が白い部屋に鳴り響く。
俺は、その音と部屋の内装でここが何処かわかった。
「ん……。お、れ?」
口には酸素マスクがしてあって
しゃべりにくい。俺は、なぜ自分がこんなところにいるのか記憶をたどった。
「そ、だ…。階段から落ちて…。
はっ!悠はっ!?」
酸素マスクを乱暴に外して全身に痛みが走るが
体をむりやし起こした。
周りを見たが、どうやら1人部屋のようで、ベットと点滴、機械、椅子しかないようだった。
ガタンッ!
「起きたんですかっ!?連絡するので寝ていてください!」
急に、看護師が入ってきた。看護師は、自分の
PHSを取り出して誰かに連絡している。
寝とかないと怒られそうだったから素直を体を倒した。
「何処か痛いところとか、吐き気とかありませんか?」
そう聞かれたので、素直に全身がズキズキすると伝えると、打撲だろうと言われた。
右足は、見事に折れていて固定されていた。
後、頭を打っていて、大きなたんこぶが出来ていた。痛み止めを打ってくれていたので、気づかなかった。
ガタンッ
「よかったー…。蓮くん。」