「好きだ。付き合ってくれ!」




「は?えっ!ちょっと。はぁ?」

今私の前で告白しているのは、幼馴染の堂上 蓮(どうじょう れん)。で、訳がわかってないのが、私、水城 悠(みずしろ ゆう)。
私、告白されてるよ。しかも、幼馴染の蓮に。
嘘でしょ。いや、私も好きだけど。突然すぎて頭がついていけない。

「いつから好きだったの?」

私は、蓮に聞いた。本当にそれが気になる。
私は、中学生になってカッコいいと思い始めていた。
「中学の頃から自分の気持ちに気付き始めて
た。けど、伝えるのが怖くて。でも、今決心がついた。ふるなら潔く言ってくれ。頼む!」
蓮は振られる前提で話していて…。それに少し腹がった。
「なに?私がふると思ってんの?私も好きだし。蓮のこと。」
蓮が、は?って顔になってる。面白い。
「えっ?じゃあ、両想いってこと?付き合ってくれるのか?」
私は、この時が一番スキ。この蓮の満面の笑みが好き。
「うんっ!大切にしなさいよっ!」
冗談で私はこんなことも濡らしてみた。でも、蓮は真面目に、当たり前だろとか抜かすからおでこにデコピンをお見舞いしてやった。
「いってぇ!けど、よっしゃぁああ!」
私と手をつないだまま、放課後、学校で叫んだことは3階にいた先生方はみんな知っている。
その後、そのまま、手をつないで
一緒に帰った。
家は隣だからいつでも会える。