伝わる体温




「なぁ、美味しい?」



「う、うん。美味しいよ!ありがとう。」



「ほんま?!…よかったー、喜んでもらえて。」



そう言って
彼はまたあの可愛い顔で
ニコっと笑った。



私はそのあと
彼が作ってくれたたまご粥を完食し
薬を飲んで
少し横になることにした。



…しかし!!



ここで大問題です!!!







「ほな、一緒に寝よか。」



私が布団に入ると
当たり前のように
彼も一緒に布団へ潜り込んできた。




「ちょっ、ちょっと!!?何してんの?!」



「え?何って…いつもこうやって一緒に寝てるやん!」



いやいや…
コイツいよいよ頭おかしいぞ。笑



「私があんたみたいなイケメンと一緒に寝てるわけないでしょっ!」



「まぁ、ええからええから。ゆっくり休み?」



そうして
彼は私の頭に無理やり腕枕して
頭をポンポンと撫で始めた。