「食欲はあるん?…お粥でも作ったろうか?」
「う、うん。ありがとう。」
彼は慣れた様子でキッチンに向かい
1人用の土鍋を取り出す。
ん?
なんで、そこの棚に
土鍋があること知っているんだろ?
まぁ、細かいこといいか。笑
彼は手際よく調理し
数分後には
ホカホカの美味しそうな
たまご粥が出来上がった。
私たまご粥だいすきなんだよねー。
しかも
お粥の上には
これまただいすきなネギが散らしてあるっ。
う〜んっ、いい香りっ。
「いただきまーす。」
「あーっ!ちょっと待って!!」
食べようとする私の手を
突然彼に掴まれた。

