それから毎日少ないけどやり取りはしていた。


7月7日。
七夕。

あたしは帰り道で流星を見た。
友達と電話していたから、そのことも一緒に報告していた。


「流星!初めて見た!」

「えー!いいな!」

でしょー、なんていいながら話をしていた。


「前前から言おうと思ってたんだけど、まだ好きでしょ?」

「なんで?そんなふうに見える?」


図星をつかれて言葉が見つからない。

「あんたわかり易すぎ。通り過ぎる時とかも声がワントーン高くなるし」


「かなわないな、まだ好きなんだ」